解決事例
誰がどの土地を相続するか意見が合わず困った事例
- ご相談内容
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亡くなった父親には,妻と,子どもがXさんを含めて3人いました。
遺産は,預貯金はほとんどありませんでしたが,不動産(土地)が何筆もありました。
相続人の間で,誰がどの土地を相続するか等について折り合いがつかずご相談に来られました。
- 解決事例
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Xさんと打合せを行い,遺産目録を作成し,Xさんはどの土地を相続したいのか確認しました。
その後,Xさんの意向を他の相続人に伝えましたが,やはり相続人全員の合意は得られませんでした。
そこで,家庭裁判所に遺産分割調停を申立て,調停委員を介して話合いを続けました。そして,最終的にはXさんが希望する土地を取得し,代償金を他の相続人へ支払うことで解決することができました。
- ポイント
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不動産の遺産分割は,土地建物を売却して売却代金を分配する方法,相続人の一部の者が取得して他の相続人に代償金を支払う方法,土地を分筆して各相続人が取得する方法や,相続人の各相続分に応じて共有とする方法等様々考えられます。
どのような遺産分割の方法が適しているのかは,個別の事案によって異なりますので,専門家である弁護士に是非一度ご相談下さい。
また,不動産の相続となると税金の問題や,不動産の問題が出てくることもあります。弊所は税理士及び司法書士が在籍しておりますので,こういった問題も一挙に解決することができます。