解決事例
遺言をつくりたいが,自身の財産について把握できていない場合の事例
- ご相談内容
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Xさんは複数の不動産,預貯金等などの財産をお持ちでした。そこで,自分の死後に相続人同士でもめないようにするにはどうしたらいいか相談したいとして,当事務所にいらっしゃいました。
- 解決事例
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依頼者から,具体的にどのような財産があるかを聞き取り,各財産の内容,金額等の一覧表を作りました。
その上で,どの財産を誰に相続させたいか,依頼者の希望を聞き,遺言書の原案を作成していきました。その後,公証人とも打合せをして,最終的には公正証書で遺言書を作成しました。
- ポイント
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相続発生後,相続人からすると,どこにどのような財産があるのかわからないといったことはよくあります。
相続税の申告は,原則として相続発生から10か月以内にしなければなりませんから,財産の全容が把握できないと,申告の際に大変苦労することになります。
そこで,遺言作成の依頼を受けたときには,その時点の財産目録を作成しておくことにより,財産の把握をしやすくする,という方法をとることがあります。